講師陣:技術演習コース

江夏 由洋

映像新時代へ

2010年、映像の世界は新しい時代を迎えます。インターネットの急速な普及と、パソコンを中心とした映像技術の飛躍的な進歩により、誰もがレベルの高い映像制作環境を手にすることができるようになりました。映像を観て楽しむ時代から、創って楽しむ時代へ。もはやテレビだけが映像ではありません。私がテレビ局を退社した大きな理由は、多様化するあらゆる映像の可能性を知りたかったからです。昔のように映像編集は高価でハードルの高いものではなく、ノートパソコン一台で自分の作品を世界中に配信できるまでになりました。だから今がチャンスなのです。テープやフィルムといった「リニア」は次第に縮小し、メモリーやハードディスクなどといった「ノンリニア」が市場の向かう先です。IMIには、最新技術を学べるだけでなく、この映像新時代を切り開くための力を身につける場所があります。アイディアを形にする力こそが、今求められているといっていいでしょう。私が常に追い求める「効率的でかつ創造的な」デジタルワークフローを一緒に勉強しましょう!

映像ディレクター/株式会社マリモレコーズ
1998年東京放送(TBS)に入社。スポーツ局のディレクターとしてドキュメンタリー番組を中心に、オリンピック、世界陸上、世界バレーなど数多くの中継に携わる。2008年TBS退社。兄弟で株式会社マリモレコーズを設立し、独立。企画・撮影から編集・配信まで、ノンリニアにおける映像技術、映像制作を中心に、最新技術を取り入れたワークフローを提案している。特技:AfterEffects。
最新技術論:http://enatsu.net/movie/


水野五郎

映像テクニカルプロデューサー
フリーカメラマン、日本写真学校映画学科講師などを経てSFX・CG制作会社アクス設立に参画、朝日放送「らくごのご」、関西テレビ「ワンダラー」等テレビタイトルのプロデュース、甲子園球場大画面映像CG制作、立体ディスプレー「デルビジョン」開発、財団法人阪神・淡路産業復興推進機構「デジタル映像工房」・財団法人大阪都市型産業振興センターソフト産業プラザ「イメディオ」企画・プロデュース等に携わる。


小幡信

デザイナー
奥村昭夫に師事し、会社員からグラフィックデザイナーに転身。

フリーランスのグラフィックデザイナーとして、雑誌広告、webデザイン、大手新聞記事タイトルやイラスト、飲食店ロゴデザイン、ロゴアニメーション等の仕事を展開。


上田寛人

デザイナー
1976年生まれ。1999年大阪芸術大学芸術計画学科卒業。
大学卒業後、某デザイン会社にて勤務しつつ、フリーランスデザイナーとして活動開始。
専門学校の広報ツールやパンフレットの制作、某スポーツメーカーのサイト構築など、紙媒体、webなど媒体にとらわれず多岐に渡る制作活動を行う。
最近ではタイポデザインやFLASHアニメなど、自身の幅を広げるための活動を進める。
また、並行してメディア系講師として、某芸術大学や専門学校等で自身の経験とノウハウを提供。
業界を目指す人たちに力になれるようにアドバイスを行う。

中 敦史

グラフィックデザイナー
名古屋外国語大学中国語学科卒。
名古屋学芸大学の技術スタッフとして勤務しながら、彩都IMI大学院スクールに進学、グラフィックデザイン、映像技術を学ぶ。
IMI在学中に財団法人ひょうご産業活性化センターに契約社員として、SOHO事業者にデジタルコンテンツを教えるデジタル工房の担当として入社。
その後、フリーランスのグラフィックデザイナーとして映像、音楽、WEBデザインのコンテンツ制作の仕事を展開し、アパレル関係のプロモーションムービーや観光映像を手掛ける。
その活動の他に同志社大学主催のセミナー講師、個人的に映画のタイトルデザインを収集し研究していることから『タイトルバック上映会』を雑誌エルマガジンにて連載(連載終了)がある。


泉山由典

表現から無限のコミュニケーションへ。

 人は誰しも、毎日「表現」を行っています。
表す+現す、と書いて表現。即ち、“自らの内側にあるものを他人が感じ得るものに変換する活動”と言えます。私たちが運営しているのは、写真・映像・音楽という「表現」を学ぶ学校です。表現力に長けていれば、効果的かつ正確な意思疎通が生まれ、お互いの信頼関係も強くなる。つまりは「コミュニケーション力」です。勉強でも仕事でも家庭でも趣味の分野でも、日々求められ続ける力です。鍛えない手はありません。
この表現について、読み書き、会話などは学校や社会で学習・経験しながら馴染んでいきます。その一方で、写真や映像、まして音楽となれば、「自分には関係ない」あるいは「才能やセンスがない」と一歩引いてしまう方が多い。しかし表現力は経験次第で磨かれるものであり、その引き出しは豊かであるに越したことはありません。まして、今や誰もが簡単なパソコン操作で多様な表現を学び、実践できる「デジタル時代」。自らの内にある“情報”を映像・写真・音楽として「表現」できる力は、インターネット時代に求められる世界とのコミュニケーション力であり、国境に隔たれないプレゼンテーション能力なのです。
コンピューター普及の黎明期、一家に一台パソコンがあり、さらには携帯して仕事や勉強に使う日が来るなど、誰が想像できていたでしょうか。今やワードやエクセルを使わない企業や大学は少なく、商談やプレゼン、趣味の分野さえもデジタル機器が必須になりました。インターネットを使えば、世界中の情報へ即座にアクセス。国境を問わず、同じ興味や趣味を持つ人々が繋がっていきます。それらが専門家の作業だとされていた時代もありましたが、今は違います。遠くない将来、これと同じことが「写真・映像・音楽」という表現の分野でも必ず起こるでしょう。私たちのスクールでは、才能、技能、経験、年齢、あるいは業界への興味の有無に関わらず、誰もがマルチな表現力を鍛えています。そこから無限の可能性が広がることを、皆が感じているはずです。

作曲家・サイエンス映像学会 理事/事務局次長・宝塚メディア図書館 館長
1983年兵庫県神戸市生まれ。
3歳からピアノを始め、絶対音感を育みながら、声楽、ブラスバンド、パイプオルガンなど幅広く音楽に親しむ。
関西学院大学総合政策学部メディア情報学科を1期生として卒業、卒業論文「進化する映像時代に、音楽は何を担い成すべきか」が学部で2位を受賞し、同大学大学院へ進学。
M1時にDOCUMENTA12に出展した京都芸術センター主催の「Diatxt.Web Magazine Project」に取材ディレクターとして参加。
専門分野はマルチメディア情報教育法、食の安全。
また「サイエンス映像学会」の立ち上げに従事、2008年には理事・事務局次長に就任。
講座の企画・運営者、講師、および作曲家としても幅広く活動中。
代表作に「彗星は生命の揺りかご?」(2006)「科学を生命のために―宝塚の空の下、アトムと飛行艇が繋ぐ夢」(2007)など。